㊴ 当芸志美美命の反逆

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👑 当芸志美美命の反逆と皇位継承

神武天皇崩御後、異母兄の当芸志美美が 皇后を娶り、弟たちの暗殺を企てる 伊須気余理比売、心を痛め 歌で御子たちに危険を知らせる 御子たち、歌の意味を悟り 当芸志美美を討とうとする 神八井耳命、手が震えて 討つことができない 神沼河耳命、兄の武器を受け取り 当芸志美美を討つ(建沼河耳命と改名) 神八井耳命、弟に 皇位を譲る 建沼河耳命が天下を治める (後の綏靖天皇) ~ イザナギ・イザナミから続いた物語、ここに完結 ~

「ばあちゃん、古事記の最後の話ってどんな内容なん?」

「さて、最後の話は当芸志美美たぎしみみの反逆についてや。神武天皇じんむてんのうが亡くなったあと、その異母兄である当芸志美美が、皇后の伊須気余理比売いすけよりひめを妻にして、その三人の弟たちを殺そうと計画したんや。」

「うわ、そりゃすごいな。どうなったん?」

「伊須気余理比売がその計画に心を痛めて、歌で御子たちに警告を送ったんや。」

「どんな歌やったん?」

「歌われたのは、こんな内容やったんや。」

狭井河さいかわの方から雲が立ち広がって来て、畝傍山うねびやまでは木の葉が鳴り騒いでいる。大風が吹き出そうとしている。

「さらに詠まれた歌はこうやった。」

畝傍山うねびやまでは、昼間は雲が揺れ動き、夕方になると大風の吹く前ぶれとして、木の葉がざわめいている。

「それで、その御子たちはどうしたん?」

「この歌を聞いた御子たちは驚いて、すぐに当芸志美美を殺そうとしたんやけど、神八井耳かむやゐみみの手が震えてしまって、殺すことができなかったんや。」

「そのとき、神沼河耳かむぬなかわみみが兄の武器を受け取って、当芸志美美を殺したんや。その後、神沼河耳は建沼河耳たけぬなかわみみと名を改めたんや。」

「それで、神八井耳はどうなったん?」

「神八井耳は弟の建沼河耳に皇位を譲ったんや。『私は敵を殺すことができなかった。あなたが完全に敵を殺したから、私は兄として上に立つべきではない。あなたが天皇となって、天下をお治めなさい』と言ったんや。」

「その結果、建沼河耳が天下をお治めることになったんや。神武天皇の年齢は百三十七歳で、御陵は畝火山うねびやまの北の方にあるんやで。」

「すごい話やなぁ。これでこのシリーズが終わりなん?」

「うん、これで一連の物語が締めくくられるわけやけど、ほんまに多くの歴史的な出来事が詰まった話やったなぁ。」

「ばあちゃん、長い間ありがとう!この話を聞くの、楽しかったわ。」

「こちらこそ、聞いてくれてありがとうな。日本の歴史や神話って、ほんまに奥が深いもんやで。」

目次

今日のかみさま

名前読み方役割
当芸志美美命たぎしみみのみこと皇后を娶り、弟たちを殺そうとした異母兄
神八井耳命かむやゐみみのみこと手が震えて討てず、弟に皇位を譲った
建沼河耳命(神沼河耳命)たけぬなかわみみのみこと当芸志美美を討ち、後の綏靖天皇となった
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この記事を書いた人

- 名前: トシ
- 年齢: 1965生まれ
- 職業: フリーランス
- 出身地: 大阪
-「神社巡り400社以上達成、御朱印収集と旅の楽しさをブログで発信」

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