⑨天照大御神と須佐之男の誓約

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身の潔白を示すために行われた「誓約(うけい)」。剣と勾玉を噛み砕いた息から、宗像三女神と五柱の男神が生まれます。市杵島姫命など重要な神々の出自を、会話形式でやさしく解説します。

⚔️💎 天照と須佐之男の誓約(うけひ)

天照大御神 須佐之男命 須佐之男の剣を受け取り 洗い清めて噛み砕く 天照の勾玉を受け取り 同じように噛み砕く 息を吹き出す 息を吹き出す 霧から女神が三柱誕生 多紀理毘売(たきりびめ) 市杵島比売(いちきしまひめ) 多岐都比売(たきつひめ) =宗像三女神 →須佐之男の子とされる 霧から男神が五柱誕生 正勝吾勝勝速日天之忍穂耳 (まさかつあかつかちはやひ あめのおしほみみ)ほか4柱 天之菩卑・アマツヒコネなど →天照の子とされる 宗像三女神は九州・福岡の宗像大社に 沖津宮・中津宮・辺津宮の三宮に分かれて祀られる 男神たちは出雲・周防など各地の国造の祖神になった

「さて、須佐之男命が邪心がないゆうても天照大御神は簡単には信じへんかったんや。『そやけど、どうやってほんまに邪心がないか確かめたらええんやろ?』って天照大御神が聞いたんや。」

「そりゃちょっと信じがたいわな。でもどうやって証明するん?」

「須佐之男命は、『ほんなら誓約うけひして子供を生んでみまひょ』って提案したんや。つまり、誓いを立ててお互いの持ち物を使って神様を生み出すってことやねん。」

「へぇ~、神様同士でそんなことするんや!」

「そやねん。まず、天照大御神が須佐之男命の剣を受け取ってそれを三つに折って水で洗い清めたんや。そして、それを噛んで息をふーっと吹き出したらその霧から女神が三柱みはしらも生まれたんや。最初の女神は多紀理毘売たきりびめ、次は市杵島比売いちきしまひめ、最後が多岐都比売たきつひめやってん。」

「すごい!それで須佐之男命はどうしたん?」

「次は須佐之男命の番や。天照大御神の勾玉まがたまを受け取ってそれを同じように水で洗って噛み砕いて息をふーっと吐いたら、今度は五柱いつはしらの男神が生まれたんや。その中でも最初に生まれた神様が正勝吾勝勝速日天之忍穂耳まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみって言うてな、ちょっと長い名前やけど強そうな神様やで。」

「五柱も!なんかどっちもすごい力を持ってるんやな。」

「そうやねん。それで天照大御神がこう言ったんや。『今生まれた五柱の男の子は、私の勾玉から生まれたから私の子や。一方、先に生まれた三柱の女の子は、須佐之男の剣から生まれたから須佐之男の子や』って。」

「なるほど!それでちゃんと分けたんやな。」

「そうそう。それから、この女神たちは宗像神社むなかたじんじゃに祀られてて宗像君たちが大切にしてるんやで。」

「宗像神社?なんか聞いたことあるけどどこにあるん?」

「宗像神社は九州の福岡にあるんや。沖津宮おきつのみや、中津宮なかつのみや、辺津宮へつのみやっていう三つの宮に分かれて祀られてるんやで。」

「へぇ~、そんなところにも神様が祀られてるんやな。」

「そやで。そして、後で生まれた五柱の男神たちも色んな国の祖神おやがみとして、日本各地に祀られてるんや。例えば、天之菩卑あめのほひは出雲や武蔵、その他の国々の祖神やしアマツヒコネは周芳すおうとか道尻岐閇みちのしりきへの国の祖神やねん。」

「つまり、神様が日本中の色んな場所に関わってるんやな。面白いなぁ。」

「そうやろ?日本の神話はほんまに奥が深いんやで。これからも色んな神様の話楽しみにしててな。」

目次

今日のかみさま

名前読み方役割
多紀理毘売たきりびめ須佐之男の剣から生まれた宗像三女神の一柱
市杵島比売いちきしまひめ宗像三女神の一柱。宗像大社などに祀られる
多岐都比売たきつひめ宗像三女神の一柱
正勝吾勝勝速日天之忍穂耳まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみ天照の勾玉から生まれた五男神の中で最初の神様
天之菩卑あめのほひ五男神の一柱。出雲や武蔵などの祖神とされる

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この記事を書いた人

- 名前: トシ
- 年齢: 1965生まれ
- 職業: フリーランス
- 出身地: 大阪
-「神社巡り400社以上達成、御朱印収集と旅の楽しさをブログで発信」

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