⑩天の岩屋戸

古事記⑩ 天の岩屋戸 のイメージ画像

須佐之男命の乱暴に心を痛めた天照大御神が岩屋戸に隠れ、世界は闇に包まれます。八百万の神々の知恵と天宇受売命の踊りで光を取り戻す名場面を、おばあちゃんと孫の会話でたどります。

🌑☀️ 天の岩屋戸ものがたり

須佐之男、誓約の勝ちに乗じて 調子に乗り、乱暴を始める 田の畔を壊し、水路を埋め 神殿に糞をまき散らす 機織りの御殿に斑馬を投げ込み 機織女が亡くなってしまう 天照大御神、天の岩屋戸に隠れ 世界が真っ暗になる 八百万の神々が集まり 思金神が作戦を考える 常世の鳥を鳴かせ、鏡を作り 賢木に鏡と玉を飾りつける 天宇受売の踊りに神々が大笑い 天照大御神、外の様子をのぞく 天手力男が引っ張り出し 世界に光が戻る 須佐之男は罰を受けて 高天原から追放される 神々の団結と知恵が、世界に光を取り戻した

「さて、次は須佐之男スサノオさんやねんけど、彼が天照大神アマテラスオオミカミさんに、自分の心が潔白やって証拠見せたんやって言うたわけや。どうしてかっちゅうたら、誓約うけひで生まれた子が優しい女の子やったから、自分の方が勝ちや言うてな。」

「それでアマテラスさんは、スサノオさんの言い分認めたん?」

「いや、アマテラスさんは大人しい方やけど、スサノオさんは調子乗って、えらいことし始めたんや。アマテラスさんの田んぼのあぜを壊したり、水路埋めたり、果ては神殿に糞まき散らしたりや!」

「えぇ!それってめっちゃひどいやん!それでもアマテラスさんは怒らへんかったん?」

「せやねん、アマテラスさんはそれでも『あの糞みたいなんは酒酔うた反吐やろう』とか、『畔壊したんは土地もったいない思うたからやろ』とか、よう我慢したんやけどスサノオさんはますます乱暴になってな。」

「そんなんもう我慢できひんやろ。」

「ほんまやな。とうとう、スサノオさんはアマテラスさんの機織してる神殿の屋根に穴あけて、斑毛の馬の皮を逆さに剝いで投げ込んだんや。それで機織女はビックリして、機織りの道具で自分突いてしまって亡くなったんや。」

「それで、アマテラスさんもさすがに怒ったん?」

「そやねん。それでアマテラスさんは天の岩屋戸あまのいわやどっちゅう洞窟に隠れてもうたんや。そしたら、高天原たかまのはら葦原中国あしはらのなかつくにも真っ暗なって世界はえらいことになったんやで。」

「えぇっ!太陽が消えたんや!」

「そうやねん。ほんでな、日本中の神様らが集まって、どうしたらええんやろって会議始めたんや。そこで、賢い神様の思金神おもいかねのかみっちゅう神様が策を考え出したんや。」

「その策って何やったん?」

「まずは、常世国とこよのくにの鳥を集めて鳴かせたんや。ほんで、天香具山あまのかぐやまっちゅう山から鉄とって鏡作ったり、賢木さかきを掘り起こしてそれに鏡や玉を飾ったりしてアマテラスさんを誘い出そうとしたんや。」

「そんな作戦があるんやな。ほんでアマテラスさんは出てきはったん?」

「そやねん、天宇受売あめのうずめさんがめっちゃおもしろい踊りして、八百万やおよろずの神々が大笑いしたんや。そしたらアマテラスさんも『何でこんなに笑ってんねん』って思うて、そっと岩戸開けて外見たんや。そん時に、天手力男あめのたぢからおさんがアマテラスさん引っ張り出したんやで!」

「おぉ!やっと太陽が戻ってきたんやな!」

「そうや。ほんで、世界はまた明るうなったんや。それから、スサノオさんには罰が与えられて、とうとう高天原から追放されてしまうたんやで。」

「スサノオさん、最後はやっぱり追い出されてもうたんやな。でもこれでまた平和な世界になったんやね。」

「そうや、これでまた光が戻って世界は平和になったんや。でもこの話にはまだ続きがあるんやで。また今度聞かせたるわな!」

天照大神が天の岩屋戸に隠れることで世界が暗闇に包まれた神話は、日本神話の中でも特に有名な話です。神々が協力して太陽神を外に引き出すことで再び光を取り戻した物語は、現代でも希望と団結の象徴として語り継がれています。

目次

今日のかみさま

名前読み方役割
天照大御神あまてらすおおみかみ太陽の女神。弟の乱暴に怒り天の岩屋戸に隠れた
須佐之男すさのお誓約に勝ったと調子に乗り乱暴を働いた神様
思金神おもいかねのかみ岩戸を開けるための作戦を考えた知恵の神様
天宇受売あめのうずめ岩戸の前で踊り、神々を笑わせた神様
天手力男あめのたぢからお岩戸を開けて天照大御神を引き出した力持ちの神様

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この記事を書いた人

- 名前: トシ
- 年齢: 1965生まれ
- 職業: フリーランス
- 出身地: 大阪
-「神社巡り400社以上達成、御朱印収集と旅の楽しさをブログで発信」

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