田畑・かまど・山・庭・土——暮らしの隅々を守る神々は、大年神の子どもたちでした。御年神や大山咋神など、身近な信仰につながる神々の系譜を会話形式でたどります。
🏡 大年神と暮らしを守る神々

「ばあちゃん、さっき大国主神の話が終わったけど次はどんな神様の話するん?」



「今度は、大年神の話やで。この神様も、めっちゃたくさんの子供を持ってるんやで。まずは、伊怒比売っていうお嫁さんと結婚して、大国御魂神をはじめ、五柱の神を生んだんや。」



「五柱!?すごいなぁ。で、その子供たちも神様なんやな?」



「せやな。まず大国御魂神、それから韓神、曾富理神、白日神、聖神や。それでやな、大年神は他にもいろんな嫁さんを迎えて次々と神様を生んでいったんや。」



「いろんなお嫁さんを?なんや、昔の神様は嫁さんがいっぱいやな…それで、他のお嫁さんとの子供たちはどんな神様なん?」



「例えば、香用比売神との間に生まれたのが、大香山戸臣神と御年神や。この御年神は、食べ物とか豊作に関連する神様で農業とかにめっちゃ大事なんやで。」



「へぇ、そうなんや!農業とかに関係ある神様って大事やんな。日本は昔から農業で生きてきたんやもんなぁ。」



「せやで。で、他にも天知迦流美豆比売との間に生まれたのが、奥津日子神と奥津比売命や。この神さんらは、竈の神さんとして家の中でも大事にされてるんや。」



「竈の神様かぁ。ご飯炊くときの火とかもちゃんと神様に感謝せなあかんってことやな。」



「そうそう。それに、もう一人の子供、大山咋神は近江国の比叡山や、葛野の松尾に祀られてるんや。この神さんは山や自然の神様やで。」



「山の神様かぁ、やっぱり自然って神様がいっぱい守ってくれてるんやな。」



「せやで。自然の神様がいて、作物を育てる神様もおって、家の中を守る竈の神様もおる。全部が繋がって人の生活が成り立ってるんや。」



「ほんまやなぁ。神様って、ただ強いだけやなくて、色んな面で人を助けてくれてるんやな。んで、次に生まれた子供たちは誰なん?」



「次に生まれたのが、庭津日神、阿須波神、波比岐神、香山戸臣神、羽山戸神や。庭や山、風や土、全てを守る神々が揃ったんやで。」



「へぇ、庭とか山の神様までおるんや。ほんまに生活の隅々まで神様が関わってるんやな。」



「そやねん。最後に生まれたのが、大土神、またの名を土之御祖神や。この神さんは、土を守る神様で、地面の下からしっかりと支えてくれてるんや。」



「土を守る神様までおるんかぁ!日本の神話ってほんまに奥深いな。生活全部が神様によって成り立ってる感じやな。」



「その通りや。だから昔から人々は神様に感謝して、しっかりお祭りしてきたんや。神様と共に生きるってことが日本の文化やったんやで。」



「なんか、神様のこともっと知りたくなってきたわ。次はどんな神様の話が聞けるんか、楽しみや!」
今日のかみさま
| 名前 | 読み方 | 役割 |
|---|---|---|
| 大国御魂神 | おおくにみたまのかみ | 大年神と伊怒比売の子。国の御魂を守る神様 |
| 御年神 | みとしのかみ | 食べ物や豊作に関わる、農業に大切な神様 |
| 奥津日子神・奥津比売命 | おきつひこ・おきつひめ | 竈(かまど)の神様として家で大事にされる |
| 大山咋神 | おおやまくひのかみ | 比叡山や松尾に祀られる山の神様 |
| 大土神(土之御祖神) | おおつちのかみ | 土を守り、地面の下から支える神様 |
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