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古事記
⑲少名毘古那神と御諸山の神
「ばあちゃん、大国主神(おおくにぬしのかみ)が海の波の上で不思議な船に乗った神さんに出会ったって話やろ?それってどんな神さんやったん?」 「それはな、少名毘古那(すくなびこな)っていう神さんやねん。彼はめっちゃちっちゃい神様でな、ガガイモ... -
古事記
⑱大国主神の神裔
「ばあちゃん、大国主神(おおくにぬしのかみ)はめっちゃ子どもおるんやな!一体どないしてこんなにたくさんの神さんたちを生んだん?」 「そやなぁ、大国主神は色んな神さんと結婚して、たくさんの子どもを生んだんや。最初の奥さんは、多紀理毘売(たき... -
古事記
⑰八千矛神の妻問い
「ではでは、次のお話は八千矛神(やちほこのかみ)いう大国主命(おおくにぬしのみこと)が、沼河比売(ぬなかわひめ)に求婚する話やで。」 「ふーん、どんな風に求婚したん?そないに有名な神さんやったらいっつもモテモテやったんちゃう?」 「せやな... -
古事記
⑯根の国への訪問
「おばあちゃん、次は大穴牟遅(おおなむじ)さんが須佐之男命(すさのおのみこと)のとこに行く話やったよな?」 「そうやったなぁ。大穴牟遅は、紀伊国(きいのくに)の大屋毘古神(おおやびこがみ)に助けられてついに須佐之男の根の国(ねのくに)にた... -
古事記
⑮八十神の迫害
「おばあちゃん、八上姫(やがみひめ)は結局誰と結婚したん?」 「八上姫はな、八十神(やそがみ)たちの求婚を全部断って『わたしは大穴牟遅(おおなむじ)と結婚するんや』って言うたんやで。それ聞いた八十神たちは、もうめちゃくちゃ怒ってしもてな、... -
古事記
⑭因幡の白兎
「さてさて、次のお話やけど、これは大国主(おおくにぬし)の神様のお話やで。大国主にはな、兄弟が山ほどおってんな。どういうわけか、みんな大国主にこの国を譲ることになったんや。」 「なんで譲ったん?なんか理由あったん?」 「そうやなぁ、それは... -
古事記
⑬ 須佐之男命の神裔(しんえい)
「さて、スサノオさんは櫛名田比売(くしなだひめ)っちゅう奥さんと仲良うしてたくさんの神様を生んだんや。」 「スサノオさんの子供たちやな? どんな神様が生まれたん?」 「まずな、八島士奴美神(やしまじぬみのかみ)って神さんが生まれたんや。ほん... -
古事記
⑫ 八俣の大蛇
「さてな、スサノオさんは高天原(たかまのはら)から追い出されて出雲の肥河(ひのかわ)っちゅう川の上流に降り立ったんや。」 「出雲って今の島根県にある所やんな? そこで何があったん?」 「そやねん。川のほとり歩いとったらな、箸が川を流れてきた... -
古事記
⑪大気都比売神
「さて、スサノオさんは高天原(たかまのはら)から追放されて、次に食べ物を求めて大気都比売(おおげつひめ)っちゅう神様んとこ行ったんや。」 「食べ物って、何かお願いしたん?」 「そうやねん。スサノオさんは『腹減った!なんか食わせてくれ!』っ... -
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⑩天の岩屋戸
「さて、次は須佐之男(スサノオ)さんやねんけど、彼が天照大神(アマテラスオオミカミ)さんに、自分の心が潔白やって証拠見せたんやって言うたわけや。どうしてかっちゅうたら、誓約(うけひ)で生まれた子が優しい女の子やったから、自分の方が勝ちや...