⑦禊祓いと三貴子

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黄泉から戻った伊邪那岐命が禊ぎをすると、左目から天照大御神、右目から月読命、鼻から須佐之男命が誕生しました。三貴子が生まれた場面と、住吉三神・綿津見三神の由来をやさしく解説します。

🌞 禊ぎから生まれた三貴子

イザナギ 禊ぎ(水で身を清める) 左目を洗う 右目を洗う 鼻を洗う 天照大御神 あまてらすおおみかみ 太陽の神・高天原を治める 月読命 つくよみのみこと 夜の世界を治める 須佐之男命 すさのおのみこと 海原を治める この3柱をあわせて「三貴子(さんきし)」と呼ぶ ほかにも禊ぎでたくさんの神様が誕生 身につけた杖・帯・袋・衣など→12柱の神 中流で禊ぐと八十禍津日・大禍津日(穢れの神) それを直す神直毘・大直毘・伊豆能売も誕生

「ほんでな、イザナギさんは黄泉の国から帰ってきて、『なんてけがらわしいとこに行っとったんや!体を清めなあかん』言うて、日向ひむかの橘の小門こど阿波岐原あわぎはらいうとこで禊ぎを始めたんや。」

「禊ぎって、なんなん?」

禊ぎみそぎ言うたら、水で体を清めて穢れを落とす儀式や。イザナギさんはな、身につけてたもんを次々に投げ捨てて、そのたんびに神様が生まれてきたんやで。」

「投げ捨てるだけで神様が出てくるん?」

「そやねん。まず杖を投げたら『衝立船戸つきたつふなと』、帯を投げたら『道之長乳歯みちのながちは』って神様が生まれたんや。ほんで、袋やら衣やら投げるたんびに神様が生まれて、とうとう12柱も神さんができたんやで。」

「めっちゃいっぱい神様おるやん!」

「そんでな、イザナギさんは『上の流れは速い、下の流れは遅い』言いながら中流で身を清めたんやけど、そのときに『八十禍津日やそまがつひ』と『大禍津日おおまがつひ』いう邪悪な神が生まれたんや。」

「えっ、なんで悪い神が生まれたん?」

「それはな、黄泉の国で穢れに触れたからなんや。けどな、その後に邪気を消すために『神直毘かむなおび』『大直毘おおなおび』『伊豆能売いずのめ』いう神様が生まれて、ちゃんと浄化されたんやで。」

「なるほど、バランス取れてるんやな。」

「さらに水の底で体を洗うと『底津綿津見そこつわたつみ』と『底筒之男そこつつのお』、中ほどで洗うと『中津綿津見なかつわたつみ』と『中筒之男なかつつのお』、水の表面で洗うと『上津綿津見うわつわたつみ』と『上筒之男うわつつのお』いう、あわせて六柱の神様が生まれたんや。綿津見わたつみの三神は安曇連あずみのむらじって一族の祖先として祀られてるんやで。」

「へぇ、海の神様か…。住吉大社にも祀られてるんやろ?」

「そうやで!でもな、住吉大社に祀られてるんは、実はこっちの筒之男つつのお三神の方やねん。綿津見の三神は志賀海神社しかうみじんじゃっちゅう神社に祀られてるんやで。ほんでな、もっと大事なんは、左目を洗ったときに『天照大御神あまてらすおおみかみ』が生まれたことやねん!」

「あ、天照大御神! 太陽の神様やんな?」

「そうや。次に右目を洗ったときに『月読命つくよみのみこと』が、鼻を洗ったときに『須佐之男命すさのおのみこと』が生まれたんや。これが三貴子さんきしって呼ばれる偉い神様たちやねん。」

「おぉ、太陽、月、そして嵐の神様か…。めっちゃパワフルやん!」

「ほんでな、イザナギさんはめっちゃ喜んで、『わしはこんな貴い子を得た』言うて、天照大御神には『高天原たかまのはら』、月読命には『夜の世界』、須佐之男命には『海原』をそれぞれ治めるように命じたんや。」

「なるほど!それぞれの役割がちゃんと決められてるんやなぁ。でも、須佐之男命って、なんで海原なんやろ?嵐の神様やのに…?」

「そやな、それにはまた深い話があるんやけど、それは次の話で説明するわな!」

目次

今日のかみさま

名前読み方役割
天照大御神あまてらすおおみかみ左目を洗った時に生まれた太陽の女神。高天原を治める
月読命つくよみのみこと右目を洗った時に生まれた神様。夜の世界を治める
須佐之男命すさのおのみこと鼻を洗った時に生まれた神様。海原を治める
底津・中津・上津綿津見そこつ・なかつ・うわつわたつみ水の中で禊ぎをした時に生まれた海の神様
底筒之男・中筒之男・上筒之男そこつつのお・なかつつのお・うわつつのお綿津見三神と同時に生まれた神様。住吉大社に祀られる住吉三神
八十禍津日・大禍津日やそまがつひ・おおまがつひ黄泉の穢れから生まれた禍々しい神様
神直毘・大直毘・伊豆能売かむなおび・おおなおび・いずのめ穢れを祓い清めた神様

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この記事を書いた人

- 名前: トシ
- 年齢: 1965生まれ
- 職業: フリーランス
- 出身地: 大阪
-「神社巡り400社以上達成、御朱印収集と旅の楽しさをブログで発信」

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