⑧須佐之男命:母への愛と試練

古事記⑧ 須佐之男命:母への愛と試練 のイメージ画像

国を治めず、母恋しさに泣き続けた須佐之男命。ついに追放され、姉・天照大御神のいる高天原へ向かいます。誤解から弓矢を構えられた対面の場面を、おばあちゃんと孫の会話で読み解きます。

須佐之男命の神やらひ

😢 須佐之男命、追放から天へ

国を治めず、母が恋しくて 顎髭が伸びるまで泣き続ける 泣き声で山や川の水が枯れ 悪い神々や悪霊が騒ぎ出す 伊邪那岐命が問いただし 須佐之男命を国から追放する 天照大御神に挨拶するため 天に昇ると山川が震え揺れる 天照大御神は攻めて来たと疑い 弓矢を持って待ち構える 「母の国に行きたいだけ」と 須佐之男命が正直に打ち明け 天照大御神も少し安心する でも、疑いが完全に晴れたわけではなく、話はまだ続く…

「そやから、須佐之男命は、ほんまに困った神様やったんやで。自分に与えられた国を治めんと長い顎髭が胸まで伸びるくらいずーっと泣いてたんや。」

「ええっ!?なんで泣いてたん?」

「それがな、須佐之男命は、お母さんの伊邪那美命が恋しくて、亡くなった母に会いたいゆうて泣いてたんや。ほんで、泣き続けて山は枯れ、川も海も水が枯れるほどになってしもたんやで。」

「めっちゃ泣き虫やん!そんなことしたらみんな困るんちゃうん?」

「ほんまやな。そやけど、須佐之男命が泣くたびに悪い神々がいっぱい騒ぎ出して、悪霊もわんさか出てきてもうたんや。」

「それで、伊邪那岐命はどうしたん?」

「伊邪那岐命は怒って、『なんで国を治めへんのや!』って須佐之男命に問いただしたんや。ほんなら、須佐之男命は『亡くなった母に会いたいんや…』って泣きながら答えたんや。それ聞いた伊邪那岐命は、『そんなんやったら、この国にはおられへん』って、須佐之男命を追放してしもたんや。」

「うわぁ、追放されてもうたんか…」

「そや、追放されてしもた須佐之男命は、天照大御神に挨拶しに行くゆうて天に昇って行ったんやけどその時、山も川も揺れて国土が震えたんや。それ聞いた天照大御神は『弟が何か悪いこと企んでるんちゃうか…』って疑いだして弓矢を持って待ち構えてたんや。」

「お姉ちゃんに疑われてもうたんか…」

「そやねん。でも、須佐之男命はほんまは邪心なんて無かったんや。ただ母親に会いたいだけやったんやで。それで天照大御神に『なんで泣いてたんや』って聞かれて、『母の国に行きたいだけなんです』って正直に答えたんや。」

「そっか、それで納得してもらえたんかな?」

「そやな、天照大御神もそれで少し安心したけどこの後、まだまだ話は続いていくんやで…」

目次

今日のかみさま

名前読み方役割
須佐之男命すさのおのみこと海原を治めるよう命じられたが、母を恋しがり泣き続けた神様
伊邪那岐命いざなぎのみこと須佐之男命の父。国を治めない須佐之男命を追放した
伊邪那美命いざなみのみこと須佐之男命の母。黄泉の国にいる
天照大御神あまてらすおおみかみ須佐之男命の姉。弟の来訪を疑い武装して待ち構えた

古事記シリーズをつづけて読む

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

- 名前: トシ
- 年齢: 1965生まれ
- 職業: フリーランス
- 出身地: 大阪
-「神社巡り400社以上達成、御朱印収集と旅の楽しさをブログで発信」

コメント

コメントする

目次