㉚ 海幸彦と山幸彦

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🎣🏹 海幸彦と山幸彦、失われた釣針

兄・火照命(海幸彦)は漁 弟・火遠理命(山幸彦)は狩りが得意 山幸彦が道具の交換を提案し 兄は渋々応じる 山幸彦、釣りで全く釣れず 兄の大事な釣針を海に落とす 兄が激怒し 「釣針を返せ」と責め立てる 剣を砕いて五百本、さらに千本の 釣針を作るが受け取られない 「元の釣針を返せ」と 要求は厳しくなる一方 困り果てた山幸彦は、ある方法を思いつく…つづく

「ばあちゃん、海幸彦と山幸彦ってどんな話やったん?」

「ほな、話したるわな。火照命ほでりのみこと海幸彦うみさちひこ言うて、海で魚を取るんが得意やったんや。逆に弟の火遠理命ほおりのみこと山幸彦やまさちひこ言うて山で獣を狩るのが得意やったんや。」

「ふーん。海幸彦と山幸彦、なんかええバランスやん。それでどうなったん?」

「せやねんけどな、ある日、山幸彦が『猟具と漁具を交換して使ってみよう』言うて兄に頼んだんや。でも海幸彦は最初は断っとってん。」

「なんで断ったんやろな?そんなに大事な道具やったんかな?」

「たぶんそうなんやろな。でもな、何度も頼まれてついに交換することになったんや。それで山幸彦が海で釣りしてみたんやけど、ぜんっぜん魚が釣れへんねん。しかも、兄の大事な釣針を海に落としてしもたんや!」

「うわー、それはまずいなぁ…。兄ちゃんめっちゃ怒ったやろ?」

「そやねん、海幸彦は『道具を返せ』って責め立ててきてな。山幸彦は困って、兄に謝りながら『釣針をなくしてしもた』って正直に言うたんや。でも兄ちゃんは納得せえへんかったんや。」

「そら怒るやろな。で、どうなったん?」

「山幸彦はなんとか兄を納得させようと、自分の剣を砕いて五百本の釣針を作って償おうとしたんや。でも兄ちゃんはそれでも受け取らんかった。それどころか千本の釣針を作っても、『元の釣針を返してくれ』言うて、ますます要求が厳しくなってきたんや。」

「兄ちゃん、頑固やなぁ…。ほんまに元の釣針が見つかるんかな?」

「そこがこの話の肝やな。山幸彦はどうするか思案にくれて、ついにある方法を思いつくんやけど、それはまた次のお話や。」

「えー、続きが気になるわ!早く教えてや!」

目次

今日のかみさま

名前読み方役割
火照命(海幸彦)ほでりのみこと(うみさちひこ)海の漁が得意な兄。釣針を失くされ怒った
火遠理命(山幸彦)ほおりのみこと(やまさちひこ)山の狩りが得意な弟。兄の釣針を海に落とした
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この記事を書いた人

- 名前: トシ
- 年齢: 1965生まれ
- 職業: フリーランス
- 出身地: 大阪
-「神社巡り400社以上達成、御朱印収集と旅の楽しさをブログで発信」

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