⑤火の神 迦具土神(カグツチ)

古事記⑤ 火の神 迦具土神(カグツチ) のイメージ画像

わが子カグツチを斬った伊邪那岐命。その剣についた血から八柱の神が、亡骸からは山の神々が生まれます。悲しみの中から新しい命が生まれる不思議を、おばあちゃんと孫の会話でやさしく解説します。

⚔️ 剣と死体から生まれた神々

イザナギ カグツチ 十拳剣で斬る 天之尾羽張(剣) 切っ先の血→岩へ 石折・根折・ 石筒之男(3柱) 刃についた血 甕速日・樋速日・ 武御雷之男(3柱) 柄に溜まった血 闇淤加美・ 闇御津羽(2柱) ↑ 血から生まれた8柱=「八神」 カグツチの死体からも神が誕生 頭から正鹿山津見など、体の各部から 山の神々が次々に生まれた また、イザナギの涙からは泣沢女(なきさわめ)が生まれた イザナミは比婆山(出雲と伯耆の境)に葬られた

「ほんでな、イザナギさんは、『可愛い妻をひとりの子に代えてまうなんて、ほんまに信じられへん…』って泣き崩れてしもたんや。」

「うわぁ、悲しい話やなぁ…。それで?」

「その涙な、地面に落ちた時、そこから神様が現れたんやで。その神様の名前は泣沢女なきさわめ言うて、香具山かぐやまのふもとにおるんや。」

「涙から神様が出てくるなんて…これも神秘的やな!」

「そやろ。ほんでな、イザナミさんが亡くなった後、彼女は出雲いずもの国と伯耆ほうきの国の境目にある比婆山ひばのやまに葬られたんや。」

「お葬式までしてあげたんやね。」

「そやけどな、イザナギさんは悲しみを怒りに変えて、腰に佩いとった十拳剣とつかのつるぎを抜いて、カグツチの首をズバッと斬ってしもたんや。」

「えぇっ!?自分の子を斬ってしもたん!?なんで…?」

「それはな、カグツチが火の神やから、イザナミさんを焼いてしまう原因やったからや。」

「それで怒って斬ったんやな…。」

「そおや。ほんで、その剣から飛び散った血が、神聖な岩に当たってな、新しい神が次々と生まれたんや。まずは石折いわさく根折ねさく、そして石筒之男いわつつのおっていう三神や。」

「血からも神様が出てくるんや…すごいなぁ。」

「それだけやないで!剣の刃からも神が生まれたんや。甕速日みかはやひ樋速日ひはやひ、そして武御雷之男たけみかづちのおいうて、これら三神も生まれたんや。」

「名前がめっちゃかっこええな!それで、まだ他におるん?」

「まだまだおるでぇ!剣の柄に溜まった血からは、闇淤加美くらおかみ闇御津羽くらみつはが生まれたんや。これで剣から生まれた神々が八神やがみや。」

「八神も生まれるなんて、その剣ってほんまにすごいなぁ。」

「ほんでな、カグツチの頭からも神が生まれてん。それが正鹿山津見まさかやまつみで、他にも胸、腹、手足、体の各部分からも、いろんな山の神々が生まれてんねん。」

「カグツチからも神様が生まれるんやな。ほんで、イザナギさんが使った剣の名前ってなんやったん?」

「その剣の名前な、天之尾羽張あめのおはばり言うんや。別の名を伊都之尾羽張いつのおはばりともいうねん。」

「めっちゃ強そうな名前やな…。」

「そやなぁ。イザナギさんがその剣でカグツチを討ったことで、たくさんの神々が生まれてんねん。この話、ほんまにすごいやろ?」

「うん、すごすぎてちょっと頭ぐちゃぐちゃなってきたけど、神話っておもろいなぁ!」

目次

今日のかみさま

名前読み方役割
泣沢女なきさわめイザナギの涙から生まれた神様。香具山のふもとにいる
石折・根折・石筒之男いわさく・ねさく・いわつつのお剣の切っ先の血が岩に飛び散って生まれた3柱の神様
甕速日・樋速日・武御雷之男みかはやひ・ひはやひ・たけみかづちのお剣の刃についた血から生まれた3柱の神様
闇淤加美・闇御津羽くらおかみ・くらみつは剣の柄に溜まった血から生まれた2柱の神様
正鹿山津見まさかやまつみカグツチの頭から生まれた山の神様
天之尾羽張(伊都之尾羽張)あめのおはばり(いつのおはばり)イザナギがカグツチを斬った剣の名前

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この記事を書いた人

- 名前: トシ
- 年齢: 1965生まれ
- 職業: フリーランス
- 出身地: 大阪
-「神社巡り400社以上達成、御朱印収集と旅の楽しさをブログで発信」

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