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古事記
㉙木花之佐久夜毘売
「ばあちゃん、木花之佐久夜毘売(このはなさくやびめ)って、どんな人やったん?」 「木花之佐久夜毘売はな、天孫降臨した天津日高日子番能邇邇芸(あまつひこひこほのににぎ)が出会った、めっちゃ美しい少女や。笠沙の御崎(かささのみさき)で初めて見... -
古事記
㉘猿田毘古神と天宇受売命
「ばあちゃん、猿田毘古神(さるたひこのかみ)って、どんな神様なん?」 「猿田毘古神はな、天孫降臨のときに、道案内をした神様や。大きな体で、顔も真っ赤やったんやて。そやから、邇邇芸命(ににぎのみこと)が天降りする道をちゃんと導いてくれたんや... -
古事記
㉗天孫の降臨
「ばあちゃん、天孫降臨(てんそんこうりん)ってどういう話やったん?」 「おお、天孫降臨か!それはな、邇邇芸命(ににぎのみこと)が天から降りてきて、この地を治めることになった話やで。」 「なんで邇邇芸命が降りてきたん?」 「天照大御神(あまて... -
古事記
㉖邇邇芸命
「ばあちゃん、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が葦原中国(あしはらなかつくに)を治める神様を選んだんやろ?でも、誰を選んだん?」 「そうやね。最初はな、天照大御神と高木(たかぎ)神が、天忍穂耳(あめのおしほみみ)に天降って国を治めるよう... -
古事記
㉕大国主神の国譲り
「ばあちゃん、ほんで大国主(おおくにぬし)は、最終的に国をどうしたん?」 「大国主な、最後は国を天つ神(あまつかみ)に譲るって決めたんや。でもな、ただ国を渡すだけやなくて、自分の住む場所をちゃんと確保してほしいって頼んだんや。」 「ほぅ、... -
古事記
㉔建御名方神
「ばあちゃん、建御名方(たけみなかた)ってめっちゃ強そうやな!千人引きの大岩を軽々持ち上げてくるなんてすごいやん!」 「ほんまに強い神様やで、建御名方は。自分の国に誰かが内緒話してるのに気ぃついて力競べを挑んできたんや。それで、まず建御雷... -
古事記
㉓建御雷神と事代主神
「ばあちゃん、天照大御神(あまてらすおおみかみ)って、国をどうするか悩んでたんやな。」 「そやねん。天照大御神がな、葦原中国(あしはらなかつくに)を誰に任せるか迷っとったんや。そこで、神々に相談して、まずは天之尾羽張(あめのおはばり)を遣... -
古事記
㉒阿遅志貴高日子根神
「ばあちゃん、天若日子が死んだあと下照比売が泣いてたんやな。」 「そやで。下照比売の泣く声が風に乗って天まで届いたんや。それを聞いた天若日子の父親、天津国玉(あまつくにたま)や家族も悲しみでいっぱいになって下界に降りてきたんやで。」 「そ... -
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㉑葦原中国の平定
「なぁばあちゃん、さっきの話で大国主が国を治めてたけど、他の神様がどうして葦原中国を平定しようとしたん?」 「ええ質問やなぁ。天照大御神(あまてらすおおみかみ)っていう、太陽の神様やろ、この神さんが言うたんや。『この豊葦原の国は、わたしの... -
古事記
⑳大年神の神裔
「ばあちゃん、さっき大国主神(おおくにぬしのかみ)の話が終わったけど次はどんな神様の話するん?」 「今度は、大年神(おおとしのかみ)の話やで。この神様も、めっちゃたくさんの子供を持ってるんやで。まずは、伊怒比売(いのひめ)っていうお嫁さん...