㉓建御雷神と事代主神

古事記㉓ 建御雷神と事代主神 のイメージ画像

剣を逆さに立て、その切っ先に座って国譲りを迫った建御雷神。判断を委ねられた事代主神が青柴垣に姿を隠すまでを、おばあちゃんと孫の会話でやさしく読み解きます。

⚔️🌾 国譲りのはじまり

天照大御神、葦原中国を治める者を 思案し神々に相談する 天之尾羽張、自分の代わりに 子の建御雷神を推薦する 建御雷神、天鳥船神とともに 葦原中国へ向かう 剣を逆さに立てその上に座り 大国主に国を譲るよう問う 大国主、判断を息子の 事代主に委ねる 鳥遊びに出ていた事代主を 呼び戻す 「天つ神の御子に奉ります」と答え 船を青柴垣に変えてその中に隠れる 事代主の潔い決断が、国譲りの最初の一歩となった

「ばあちゃん、天照大御神あまてらすおおみかみって、国をどうするか悩んでたんやな。」

「そやねん。天照大御神がな、葦原中国あしはらなかつくにを誰に任せるか迷っとったんや。そこで、神々に相談して、まずは天之尾羽張あめのおはばりを遣わそうってことになったんや。」

「でも、天之尾羽張は自分じゃなくて、子供の建御雷たけみかづちを遣わせたんやろ?」

「そうやねん。天之尾羽張は自分より息子の建御雷の方がふさわしい言うて、建御雷を遣わせることにしたんや。それで天鳥船神あめのとりふねと一緒に葦原中国に向かうんやけどな。」

「建御雷、めっちゃ強そうやなぁ。剣を逆さまに刺して、その上に座るとかカッコええわ。」

「そやろ?その勇ましい姿で、大国主おおくにぬしに国を譲るように問いかけたんや。『この葦原中国は、天照大御神の御子が治めるべき国や。お前の考えはどうや?』ってな。」

「で、大国主はどう答えたん?」

「大国主はな、自分じゃ答えられへんって言うて、息子の事代主ことしろぬしに任せたんやけど、事代主はそのとき鳥狩りと漁に出かけてて、すぐには帰ってこーへんかったんや。」

「なんや、えらい悠長やなぁ。で、どうなったん?」

「天鳥船神が事代主を呼びに行ってな、事代主はすぐに帰ってきて『この国は天つ神の御子にお譲りします』って言うて納得したんや。そして、そのまま乗ってた船を傾けて、船を青葉の柴垣しばがきに変えてその中に籠もってしまったんや。」

「船を柴垣に変えるって、どういうことなん?」

「それはな、事代主がもう世俗から離れて、静かに神としての役目を果たす決意を示したんや。そうして葦原中国は天つ神のものになったんやで。」

「事代主って、ほんまに潔いなぁ。自分から国を譲るなんて、普通できへんやろ。」

「そやな。でも、それが神様の覚悟やったんや。事代主が国を譲ったことで、天つ神の御子がこの国を治めることになったんやから大きな決断やったんやで。」

「うん、なんかすごいな…。神様同士でもこんなドラマがあったんやな。次はどんな話が聞けるん?」

「次はもっと面白い話が待ってるで。神様同士の戦いやら、神秘的な出来事もいっぱいあるんやから楽しみにしときや。」

建御雷神は、奈良の春日大社に武甕槌命(たけみかづちのみこと)として祀られており、今も勝負運や厄除けの神様として信仰されています。

目次

今日のかみさま

名前読み方役割
建御雷神たけみかづちのかみ国譲りの使者として遣わされた勇ましい神様
天鳥船神あめのとりふねのかみ建御雷神と共に遣わされた神様
事代主神ことしろぬしのかみ大国主の子。潔く国譲りに同意した神様

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この記事を書いた人

- 名前: トシ
- 年齢: 1965生まれ
- 職業: フリーランス
- 出身地: 大阪
-「神社巡り400社以上達成、御朱印収集と旅の楽しさをブログで発信」

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